冬眠もどき

 金魚は冬眠させなければ、生殖器の発達が遅れて「産卵しない」といいます。
 でも、金魚飼育者にとって「冬眠」くらいつまらないものはありません。
 ということで最低限に抑えたい考えるのが普通です。(少なくても私はそうです)

 そこで色々実験しましたが、「30日間の冬眠もどき」があれば、充分産卵に入ることがわかり
ました。
 私のスケジュールでは、1〜2月の中の30日間と考えています。

 では、「冬眠もどき」とは?
 「水温を0〜10度の範囲で管理し、餌をあげない状態」と考えてください。
 日よけの囲いは? 不要です。
 水換えは? 不要です。蒸発した分だけ足してください。
 上部フィルターだけ回して、後はほったらかしです。

 ちょっと難しいのは「冬眠もどき」に入る瞬間です。
 それまで15度で管理していたはずですので、一気に5度以下に下げてしまうと、ちょっと危険
です。
 そこで天気予報を見ながら、最高気温が10度以上の冬としては暖かい日に、その日は餌を
与えずに、出勤前にヒーターの電源を切っていきます。

 これで完了。後はカレンダーの30日後にシールを貼って、待つばかりです。

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