準備・飼育環境
まず最初に「60センチ水槽・上部フィルター」であることを前提とさせてください。
器具類が圧倒的に60センチ水槽向きだし、はっきり言って色んな大きさで説明するのは、め
んどくさいからでもあります。
@水流対策
「らんちゅうはタタキ」といわれている一つに、「水流」があります。
水槽飼育だとどうしてもフィルターの水流が強すぎるため、泳ぎすぎて体形が崩れたり頭が
出なかったりするそうです。
ということで、こんなこと考えて見ました。

左側に注目してください。
金魚を分けて飼育するための「セパレータ」です。
噴出し口部分を囲ってしまうことで、タタキ並みに水流を安定させます。
これで水槽飼育は「尾が流れる」「頭が出ない」という定説を解消します。
Aえさ
粒状のエサを食べれるようになったら、生餌は一切与えません。
大変だからです。
楽できないのは「らんちゅう水槽繁殖計画」の趣旨に反します。
そこで「市販の粒状餌」の中から、どんなものが良いか検討しました。
・条件1・・・浮上性であること
「らんちゅう用」と書いてある飼料は、なぜかみんな「沈下性」です。
ところが水槽内で沈下すると、フィルターの影や水槽の縁に入り込み、大量の食べ残しが出
来て水が汚れます。
そこで「浮上性」というのは絶対条件です。
・条件2・・・病気になりにくいこと
ビタミン強化の餌は、病気の予防に効果がありそうです。
少なくてもウチの子の病気は、激減しました。
らんちゅうは気を抜くとすぐ死ぬので、ビタミン強化は絶対条件です。
・条件3・・・頭が上がること
せっかく水流を抑えて頭が上がる環境を作っても、食べ物が悪ければ何にもなりません。
効果の程はわかりませんが、市販の「頭が上がる」と書いてある餌を信じて使うことにしま
す。

・結論・・・ブレンド
これら全ての条件を兼ね備えた餌はありません。
そこでブレンドすることにしました。
ビタミン強化の「メディゴールド」と頭出し用の「オランダゴールド」を、50%ずつブレンドして
使うことにしました。
なぜ50%ずつかというと、「めんどくさい」からです。
深く追求してはいけません。
B飼育場所
水槽の場合「水温を上げる」のは簡単ですが、「水温を下げる」のは難しいことです。
ということは少なくとも「秋から春」までは外の方が管理が楽です。
次のページ以降は屋外飼育を前提に書かれています。

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